こんにちわ!
サイト運営者のりんごです♪

家事と育児の息抜きに、
こっそりマンガを読むのが毎日の楽しみ♥

 

今回は、漫画「モリのアサガオ」をご紹介します♪

 

モリのアサガオは
死刑囚と向かい合う刑務官や事件に関わる
人間の苦しみを描いていて重めのテーマの漫画です。

文化庁メディア芸術祭のマンガ部門大賞受賞や、テレビドラマ化など話題になった作品。

 

死刑について、かなり考えさせられます。
知らなかった死刑制度の実情が書かれています。

それでは、モリのアサガオをレビューしていきますね。

漫画・モリのアサガオ-ネタバレ感想

大学を出た後、拘置所の死刑囚舎房に配属された及川直樹。
元拘置所長のキャリア組の父親を持つ直樹は、コネ入社で、良く思わない人間もチラホラ。

 

直樹が働くのは、死刑が決まっている死刑確定囚21名。

直樹が研修を行っていた時に出会った
いつかは社会復帰するような囚人達とは、犯した罪も違い、全員が人殺し。

 

それも単なる人殺しでなく、
異常殺人を犯した凶悪犯ばかりで、
直樹が高校生の頃に起きた有名な事件の犯人も収監されている…。

 

囚人達は直樹のイメージと違い
質素な部屋で死刑を待って過ごしているのではなく、
お金で必要なものを購入できたり結構自由。

これは私も知らなかったのでビックリ!

 

勿論手にすることが禁止なものも多いでしょうが、
衣服、お菓子、雑誌などかなり融通が利きそう。

 

そんな中、直樹は死刑確定囚の一人、
石嶺明の態度に立腹し、彼の分の大福を渡さず食べてしまいます。

 

石嶺明は18年前、7人の女性をレイプし、殺害した凶悪犯。

そのような許されるはずもない人間が
房で反省の色も見せずに購入したであろう
山のような、エッチ本を見ながら高圧的に自分に接してくる…。

 

石嶺明は、大福が大好物。
怒りからそれを彼に与えない直樹ですがその直後、

 

「だ…大福が・・・」

それまでの態度とは急変し、泣き崩れる石嶺。

 

その表情が頭から離れず、
さすがに悪い事をしてしまったと後悔した直樹は、
大福を外で購入し翌日こっそり食べさせてやろう、と考えます。

 

ところが、翌日石嶺の姿はもうありませんでした。
今朝のうちに、刑が「執行」されてしまったのです…。

この事から直樹は深く後悔し、他の囚人達への対応も悩み苦しんでいきます。

 

直樹が死刑囚達と接していくことで
死刑の必要性・不必要性を考えていくのですが、
現実でも問題とされているテーマですので、そうそう解決する話ではありません。

 

人によって捉え方も変われば
考え方も違うので仕方のない部分ですが、
テーマを強要するようなお話ではなく、改めて問題について考えさせられました。

 

その後、直樹と同じ歳であり
若い頃から直樹が知っていた男が死刑囚として拘置所にはいってきます。

 

同じ年に産まれた刑務官と死刑囚、二人の関係、展開が「モリのアサガオ」のメイン。
死刑について考えさせられる名作です。

 

わたしは、スマホ電子コミックで読みました。

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